スパロボCC 2015新章ストーリー保管庫(真)

スパロボCC・2015年からの新章イベントストーリーの保管庫です。「開幕予告」と、8月の「絶望と覇道の行く末」以降のストーリー内容が置いてあります。過去作はサブタイのみ、だいたい入っております。

イベント「飛翔!果てしなき未来の為に!」 9.慟哭!冥府と地獄の王! 10.-冥王-

~エピソード9 慟哭!冥府と地獄の王!~

 

光子力を手にし、

かつてより遥かに強大な力を持った

Dr.ヘルは次なる目的として

カイルスの力を自らの物にしようとしていた。

 

全てはこの偽りの世界を抜け出し、

全次元をその手にする為に…。

 

  (狭間の空間)

 

ケーン    「全次元の征服だと…!?」

ハイネル   「馬鹿な…!そんな真似ができると…!」

 

Dr.ヘル(斜) 「できる。貴様達の力さえ手に入れられればな!」

 

加藤     「何…?」

 

Dr.ヘル(斜) 「クレディオは何故、貴様達を狙うのか…。

        その理由がわかるか?」

 

浩一     「いきなりなんだよッ…!」

森次     「…我々が奴らの興味を引くモノを持っていたからだろう」

 

Dr.ヘル(斜) 「その通りだ。奴らは力を求めている。

        自らに匹敵する力を持つ存在を…!」

Dr.へル(前) 「それが貴様達カイルスだというのなら

        その力を手にすれば奴らを跪かせる事も可能になる。」

 

マサト    「ゼオライマーも美久も…その為に…」

 

Dr.ヘル(斜) 「そういう事だ。

        貴様の持つその力は、我らを退け 奴の頸木から解き放ち…

        本来の記憶を取り戻す事を可能とした」

Dr.ヘル(前) 「即ちそれはネラヴァーロに対抗する為の大きな力となる。

        その力、今一度我らの物にさせてもらうぞ」

Dr.ヘル(斜) 「いや、貴様だけではない。

        貴様らのすべての力をいただくぞ!カイルス!」

 

       (ボス戦)

 

あしゅら(前) 「ハハハハハ! いくら抗おうと無駄な事!

        諦めてDr.ヘルの間にひれ伏すがいい!」

 

渓      「誰がそんな真似を…!」

ヒカル    「だいたい人の物を使おうって魂胆がせこいのよね…!」

 

Dr.ヘル(前)  「それも力ある者の特権!

         力とはほかの存在を喰らい、進化を続ける事よ!」

Dr.ヘル(斜)  「暴虐も傲慢も、力があれば全てが許される。

         そして力を持つ者を喰らい更なる進化を遂げられる。」

Dr.ヘル(前)  「数多の戦いを勝ち残った存在…それこそが

         奴らの求める者よ!

         即ち弱肉強食!」

 

マサト     「それが…お前達の答えか…」

 

Dr.ヘル(斜)  「む…?」

 

マサト     「なら美久を傷つけた事も何とも思っていないのか

         お前達はただ力欲しさに美久を傷つけたというのか」

美久      「マサト君…」

 

Dr.ヘル(前)  「それこそがすべてよ」

Dr.ヘル(斜)  「たかが小娘ひとり… 

         ましてやパーツ如きに何を言っている」

 

マサト     「パーツ…。       

         そうか…。

         なら、僕はお前達を許しはしないッ!」 

 

        (フラッシュ点滅)

 

甲児(無印)   「何だ…!?ゼオライマーが光って…!」

フェルト    「ゼオライマーから、高エネルギー反応を確認!」

 

あしゅら(前)  「ば、馬鹿な…!これ程の数値…!

         実験の時には確認できなかったはず!?」

Dr.ヘル(斜)  「まさか、奴のゼオライマーには…

         まだ秘められた力があるとでも言うのか!?」

 

マサト     「美久…ごめん…。少し無茶をさせるよ」

美久      「大丈夫。マサト君と一緒なら…」

マサト     「ありがとう…」

 

Dr.ヘル(前)  「な、何をする気だ…!」

 

マサト     「お前達に見せてやる…。力の行く先を…!

         ゼオライマーのもうひとつの姿を…!」

 

        (エピクリア)

 

    ~エピソード10 -冥王-~

 

Dr.ヘルの傲慢に対して

激しい怒りを燃やしたマサト。

 

その怒りは彼に、

ゼオライマーの禁じられた力を

解放させる…。

 

    (狭間の空間)

  

アレルヤ    「光が消える…」

ミア      「何…あの姿は…」

マサト     「これはゼオライマーに封じられていた…

         もうひとつの姿…

 

    (グレートゼオライマー登場)

 

         今こそ全ての力を解き放つ。覚悟しろ、Dr.ヘル!」

 

 

Dr.ヘル(前)  「なんと…」

Dr.ヘル(斜)  「ぬぅ…!まさか、あのような力をまだ隠していたとは」

あしゅら(前)  「あのゼオライマーから計測されるエネルギー…

         測定不能…だと…!?」

 

ミア      「すごい…あれがゼオライマーの…」

鉄也      「秘めた力を解放した姿…

         さしずめ、グレートゼオライマーか!」

 

Dr.ヘル(前)  「フ… フフフ…」

Dr.ヘル(斜)  「ハハ… ハハハハハッ!」

Dr.ヘル(前)  「素晴らしいぞ、グレートゼオライマー!」

Dr.ヘル(斜)  「光子力だけではなく、その力まで加えればまさに無敵!

         是が非でも手に入れてくれる!」

 

ムウ      「アイツら…!ゼオライマーに同時に攻撃を仕掛けて…!」

マサト     「無駄だ…」

 

あしゅら(前)  「我らの攻撃を防いだだと…!?」

 

マサト     「お前達は決して僕に適わない…」

 

Dr.ヘル(前)  「ぬぅぅッ…! ほざけ!若造が!」

 

マサト     「…美久の痛みを思い知れとか、罪を償えなんて言わない…。

         僕の前からただ…! 消えて無くなれぇッ!」

 

       (ボス戦)

 

マサト     「次元の彼方へ吹き飛べええぇぇぇぇッ!」

 

あしゅら(前)   「逃げきれんか…!」

Dr.ヘル(前)  「ば、馬鹿な…! この我らの地獄王が…!」

あしゅら(前)   「ま、またしてもカイルスに敗れるとは…!」

Dr.ヘル(斜)  「お、覚えておれ、カイルス…!

         Dr.ヘルは何度でも蘇る!

         我が待望が成就せぬ限り、そう!何度でも…!」

 

       (爆発)

 

クリス     「Dr.ヘルを… 倒せたのね…」

日吉      「何だ、空が…!」

小介      「先程のゼオライマーの攻撃で、

         この次元が揺らいだんです」

ロール     「なら、もう一度今の攻撃をすれば…!

         この世界を抜け出す事も…!」

マサト     「いや、それは出来ない…。

         美久もゼオライマーももう限界だ。これ以上は」

シモン     「充分だ! これなら残りは俺達の力で…!」

 

あしゅら(前)  「残念だが、そうはいかん」

 

ルカ      「あしゅら男爵…! まだ生きていたのか…!?」

 

あしゅら(前)  「感謝するよ…。

         貴様達のおかげで次元の境界線が揺らいだ。

         そして奴が死んだ今なら、あのお方を喚び出せる!」

 

ショウ     「あのお方…? ハーデスは死んだはずだぞ!」

 

あしゅら(前)   「そうハーデス様は死んだ。

          だが、あのお方ならば…ハーデス様を蘇らせる事も」

 

甲児(真)     「何をしようとしてるのか分からねぇが…!

          お前の好きにはさせないぞ、あしゅらッ!」

 

あしゅら(前)   「もう遅いわ!

          すべての神々からの賞賛を集める偉大なる大将軍よ!

          我が命を糧に、ここに降臨せよおおぉぉぉ!」

 

         (暗転)

 

       (エピクリア)